私だけ赤ちゃんがいない
新生児科の先生と看護師さんから母乳の大切さを教えて頂き、看護師さんからやり方を習ってからは、搾乳の鬼になりました。
しかし、普通は赤ちゃんが吸ってくれることによって母乳が出るので、絞っても絞っても全然出てきません。
食事・トイレ以外はずっと絞っていて、急に入ってきた回診の先生にびっくりされたりしてました。
でもそんなことは気にしていられません。
私に出来ることは一刻も早く搾乳して赤ちゃんに届けることです。
そんな頃、出産前からいたMFICU(母体胎児集中治療室)から産後病棟に移らなくてはならくなりました。
今までも大部屋だったので、産後病棟でも大部屋を選択したのですが、大部屋に着いた瞬間悲しい事実を突きつけられます。
私だけ赤ちゃんがいない。
その日は私にとっては運悪く週末だったので、生まれたばかりの赤ちゃん達のおじいちゃんおばあちゃんもたくさん来ていて、笑顔が溢れて病棟全体が溢れんばかりのHAPPYオーラに包まれていました。
もちろん私以外は。
荷物を整理している間、私だけ赤ちゃんがそばにいないことが辛すぎて、今にも泣き崩れてしまいそうで看護師さんに個室にして下さいとお願いしました。
倹約家の夫が個室を許してくれたのは、夫も辛かったからかもしれません。
ようやく初乳を届けられた!
個室になって、少し落ち着いてまた搾乳しまくり、看護師さんにも手伝ってもらってなんとか初乳を絞り出すことができました。
ホッとしました。
産後2日経っていたので遅かったですが、やっと母乳の免疫と栄養を届けられます。
量が少なすぎるので、1番小さなシリンジで吸い取ってNICUに届けました。
子供たちをお世話してくれる看護師さんに渡すと
「大切に赤ちゃんにあげますね!」と言って、綿棒にしみこませて赤ちゃんの飲ませてくれました。
もっと頑張って搾乳して、沢山届けてあげよう!!
搾乳に全集中する日々が始まりました。
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