搾乳三種の神器
退院するころには、沢山母乳が出るようになったので、自動搾乳機を看護師さんが貸してくれました。
胸にあてれば自動的に絞ってくれる優れものだったので、手で絞っていた時に比べて格段に搾乳できるようになりました。
(ちょっと乳牛になった気分でした。笑)
もっと早く教えて欲しかった!!
退院して使えなくなると困るので、病院で使っているものと同じものをレンタルすることにしました。
2カ月で18000円以上とお高かったですが、赤ちゃんが退院するまでの2カ月は頻繁に搾乳しなくてはならないので、メデラのシンフォニーという病院用の機種にしました。
小さな電動のもので購入できるものもあったのですが、同じ値段だったのと、赤ちゃんが退院出来たら使うことはないだろうと思い、レンタルにしました。
…その時は、1年半後に私が入院することになって買わなかったことを後悔することになるとは夢にも思いませんでしたが😅
そのことについては後日また…。
レンタルした電動搾乳機で搾乳して、それを専用の母乳パックに入れて冷凍し、保冷バッグに入れてNICUに持っていきます。
そうすると、看護師さんがそれを解凍して赤ちゃんにあげてくれるのです。
「未熟児で生まれたお母さんの母乳は未熟児専用の母乳になる」
という説を信じていたので、少しでも多く搾乳して持って行ってあげようと思っていました。
また、病院の売店で、『NICUに赤ちゃんがいるお母さんのための搾乳ダイアリー」というドンピシャなものを見つけたので、購入して記録を付けることにしました。
(こちらのダイアリーは現在ネットでは高値で売られているようです。定価は500円でした。1日1日記録を書けて、アドバイスも書いてある搾乳してるママにとってすごく良いダイアリーだったのに残念です。)
こうして電動搾乳機と母乳パックと搾乳ダイアリーの搾乳三種の神器をそろえ、退院後も搾乳とNICU面会中心の生活続けることになりました。
看護師さんに注意される
退院後は家事らしい家事は洗濯だけで、夕飯は宅食をお願いして、搾乳と面会だけに集中しました。
1日8回 病院でも家でも昼も夜も搾乳して、朝10時から夕方5時まで病院で赤ちゃんのそばにいるという生活を約1週間続けた頃、体に異変が現れました。
背中に蕁麻疹のようなブツブツが出来てしまってそれが消えないのです。
痒くてよく背中を掻いていたからでしょうか。
看護師さんに
「あまりにも最初から頑張りすぎていて、お母さんが倒れますよ」
と注意されてしまいました。
NICUにいる時間は長くても、一人一人にかける時間は搾乳や昼食の時間を差し引くと2時間くらいだったので頑張っているという感覚がなかったのですが、看護師さんたちの間で心配されていたようです。
普通だったらまだお腹に赤ちゃんがいて、出産してからも24時間一緒にいる事を考えると、1日のうち数時間しか一緒にいられない私は、赤ちゃんにすごく可哀想なことをしていると思ってました。
だから、頑張りすぎなんて自分では全然思っていなかったのです。
でも看護師さんが言うように、まだ帝王切開の傷も治っておらず、持病のリウマチもある状態で無理をして倒れて寝込んだ場合、赤ちゃんがもっと可哀想になるなと思い、寝る前と朝一の搾乳をしっかりすることにして、夜はちゃんと寝ることにしました。
こうして無事に蕁麻疹も消え、赤ちゃんが退院するまで1日も休むことなくNICUに通うことが出来ました。
看護師さんは、子供だけでなく母親の私のこともよく見ていてくれて、私に合ったアドバイスを沢山してくれたので本当にありがたかったです。
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