キレるメカニズム
ゲシュタルトセラピーで話して「心」に注目してもらったことで、永子さんは今まで感じていた止められないほどの怒りのマグマが全然湧いてこなくなりました。
そして、「キレる」メカニズムに気が付きます。
キレてパニックになるときは、未来に悪いことが起こると勝手に決めつけてしまい、辛すぎて耐えられなくて、過去の自分を責めまくります。
意識が未来と過去を行ったり来たりして「今」にいないので、本当にするべきことが分からなくてよけいにパニックになり、キレて頓珍漢なことをしてしまうのです。
それはまるで、いつも子供の悪い未来を想像して過干渉になっていた永子さんのお母さんの行動のようだと永子さんは気が付きます。
また、夫へのキレはお母さんへの怒りだったことに気が付きました。
心を癒す方法
キレやすい人は、小さいころからダメ人間扱いされていたり、自分でそう思い込んでしまったりしてることが多いです。
24時間自分の中の批判家が「バカ」「いつもおまえはこうだ」「だからだめなんだよ」とずっと批判している状況なので、自分の「心」に注目して癒すことが必要なのです。
そのために効果があるのは以下の3つです。
- 休む
- 「今ここにいる」ようにする
- 自分をほめる
まず、とにかく無理をせず休み、自分の体をいたわって心の中のボロボロになった自分を回復してあげます。
休んだ後に必要なのは栄養です。
自分をほめることが心の栄養になるのです。
自分をほめることは難しいけど、自分をけなしまくることがキレる原因なので、とにかく無理やりにでも自分をほめてあげます。
掃除ができた!えらい!
とか
タスクを1つ終わらせた!すごい!
とか何でもいいから最初は機械的に自分をほめまくります。
どうしてもそれが出来ない時は、ひたすら「今ここにいる」ことを意識します。
「空が見えます」「雲が見えます」「風がふいています」など、目に見えることをひたすら心の中でつぶやき、「今ここにいる」ということにフォーカスするのです。
「今ここにいる」って、流行りのマインドフルネスと同じですよね。
この休む・ほめる・今ここにいるを繰り返すことで、自分の心にピントを合わせて癒すことが出来て「キレる」を辞めることが出来るようになるのです。
感想
親が子供に言う言葉は、子供の一生に関わるほど影響することがよくわかりました。
私も気を付けないと…。
また、キレることをやめるために心を癒すプロセスは、リウマチで将来が不安で死にたくなっていた心を癒すプロセスに似ていると思いました。(その時のブログはコチラ)
自分の心を無視すると、ある人は病的にキレやすくなり、ある人は本当に心の病気になってしまったり、ある人は体に病気という形で出てしまったり、良いことがありません。
だれでもネガティブになることはあるので、少しでもその気が見えたら、ゆっくり休んで 自分を褒めて 「今ここにいる」を意識して、自分の心を癒してあげることが必要だと思いました。
キレる人だけでなく、ネガティブになりがちな人にもこの本をおススメします!
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